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映画レビュー:No.724 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

ハン・ソロ
135分 / アメリカ
公開:2018年5月25日(日本公開:2018年6月29日)
監督:ロン・ハワード
出演:オールデン・エアエンライク
ヨーナス・スオタモ
ウディ・ハレルソン
エミリア・クラーク
ドナルド・グローヴァー
ポール・ベタニー





最近膝がルーズだし腰もゴキゴキ言う。

▼最近のスター・ウォーズに対する印象~作家より先行するブランドイメージ
面白かったけどスター・ウォーズはフランチャイズ化が著しくて作家がないがしろにされている印象がどうしても拭えない。総じて二次創作的な姿勢を感じてしまう。
ブランドイメージを守ることが作品にとってのベストな解答ではない、というのは近年失敗している大作シリーズ作品から簡単に学べる教訓だと思うのだけど、スター・ウォーズも正直クオリティファーストではない現場介入のニュースが出てきたり個人的に不信感がある。もちろんその中で任される作り手はベストを尽くしていると思うけど。
まあそんなこと言ったらブロックバスター超大作なんて全部打算を含むんだけど、スター・ウォーズに関しては作家主義から離れつつある現状に商売っ気を感じざるを得ない。
とはいえ観るが!!

▼スター・ウォーズシリーズの抱える矛盾
個人的にスター・ウォーズはスピンオフやプリクエルと相性が悪いんじゃないかなと思ってて、それは時制が過去に行くとスター・ウォーズシリーズの大きな長所である「デザインの刷新」と作品の方向性が噛み合わなくなってしまうことにある。
フレッシュなビジュアルや新しい設定を加えるほど世界観の考証は薄れてしまうし、逆に考証を重視するとデザインというスター・ウォーズシリーズが更新してきた側面が止まってしまうので、まあ何ていうか頭打ち感が強い。
結局カノンを前に進めるしか道はないのかも知れないけど現状そっちでも世界観の拡大に失敗しているので(結局ジェダイが自滅することでしか問題を作り出せないという脚本の弱さを内包してしまっているため)、正直結構大胆な方向に舵を切らないと結局世界観の貯金を消費して「良くて無難な作品」程度のクオリティでしか勝負できないシリーズになってしまう気がする。

▼作品内で完結するエンタメ要素
本作に関しては僕がハン・ソロというキャラクターに特段の思い入れが無いこともあってあまりキャラクターの考証を気にしないで見れたのが良かったかなと思う。
描写としてきちんとこの作品の中でキャラクターが立っていたのでとても楽しめた。帝国軍=組織という全体主義に疑問を持つことがハン・ソロのアウトローさにも繋がっててなるほどと。
組織が悪とわかっていながらあえてそれを利用し生き残るヒロイン=そうとしか生きられない社会的弱者との対比にもなっていて、結末のすれ違いはとても切ない余韻があった。
駆け引き、ロジック多めの戦闘シーンも総じて楽しい。チャイルディッシュ・ガンビーノが良い役だった。この映画がキッカケというわけでは特に無いのだけど最近This Is Americaをヘビロテしてます。

正直キャラクターの処理でもったいない部分もあるというか、序盤のチームメンバーが割とあっさり死んでしまったりするのが少し消化不良感も残るのだけど作品内でエンタメが完結していることに好感を持った。
やっぱキャラ立ちよキャラ立ち。上手く行ってたエピソード7も結局そこだしね。
だからもしオビ=ワンのスピンオフやるなら監督はジェームズ・ガンに頼もう、と思ったけどスター・ウォーズもディズニーだった。ファックス。

★★★★★★☆ / 6.5点

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