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映画レビュー:No.81 キッズ・オールライト(原題「The Kids Are All Right」)

キッズ・オールライトを観ました。
以下感想です。ネタバレにご注意下さい。


キッズ・オールライト



アメリカ 104分
日本公開:2011年4月29日
監督:リサ・チョロデンコ
出演:アネット・ベニング→ルビー・スパークス
ジュリアン・ムーア
ミア・ワシコウスカ→イノセントガーデン
マーク・ラファロ→アベンジャーズ
ジョシュ・ハッチャーソン



レズビアンの夫婦と二人の子供の家族が、母親たちに精子を提供した男(生物学上の父親)の登場によって家庭崩壊の危機を迎えるヒューマンドラマ。


まず主人公家族の家族構成をはっきりさせておきたいのですが、母ニックと母ジュールズのレズビアン夫婦とニックの生んだ長女ジョニ(18歳)、ジュールズの生んだ長男レイザー(15歳)の4人家族。
そこにそれぞれの母親に精子を提供した子供達の″父親″ポールが現れるわけですが、この時点で事情が複雑すぎていかにも問題が起こりそう

ですが構図自体は実は普遍的でシンプルな話です。
というのも両親の片割れであるニックは家族内では父親の役割を担っているので主人公家族はレズビアン夫婦だとしてもきちんと父性の存在する家庭なんです。
レズビアンということに関してストレートな僕たちは色眼鏡で見てしまいがちですが、これはそういう"特殊な"事情が″普通の″家庭を築く問題にはならないという話です。
タイトルのキッズオールライト(原題:the kids are alright=子供達は大丈夫)というのはつまりそういう世間の先入観に対して「何の問題もないよ」というこの作品の主張そのものを表しています。


とにかくキャラクターのキャスティングを含めた演出が素晴らしく、コメディとしてあまり重くなりすぎない作品のバランスや演技アンサンブルがとにかく心地よかったです。
また細かな仕草やちょっとしたセリフでキャラクターやストーリーを説明する手際の良さも印象的で、結果的に104分とタイトなサイズになっているのも作品の口当たりの良さに対して正解だと感じました。

強いて言うならマーク・ラファロ演じるポールの迎える顛末はちょっと冷たいなと思いましたが、監督の実体験がベースになっている話ということを慮ればまあ納得の扱いと言えなくもない笑
そんなに悪いやつだとも思わないですけどね。遊び人は家族を持つには責任感がなさ過ぎるという切り捨てられっぷりには同情してしまいました。


僕は凄く好きな映画です。
僕は主に子供私感で自分にもこういう反抗期があったことを思い出しました。


★★★★★★★★ / 8.0点





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