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2017

映画レビュー:No.528 ブルーハーツが聴こえる

ブルーハーツが聴こえる
159分 / 日本
公開:2017年4月8日
監督:飯塚健、下山天、井口昇、清水崇、工藤伸一、李相日
出演:有名な人いっぱい








この記事はネタバレを含みます。ご了承ください。




ウォークマンが壊れてしまったので聴きたいなと思ったアルバムをその都度iPhoneに入れるようにしたんだけどこれが結構いい感じ。「何でもある」って状態よりも少しだけ能動的なぶん逆にちゃんとアルバムを聴くようになった気がする。最近はちょっとずつ生活スタイルをシンプルにしようと心がけてる。

▼映像と音楽の食合せ
飯塚健監督って井上和香の夫なのかよ!そして工藤伸一ってすごい名前だ!とナンセンスなツッコミが耐えない作品情報。
珍しくバルト9で観た。大雨だったのだけど発券機からスポーンとチケットが飛び出して足元の水たまりに勢い良く落ちて萎えた。ただでさえバルトの発券環境は劣悪だと思ってるのにこれ以上ガッカリさせないでほしい。(言いがかり)

僕はブルーハーツに関しては超ーーーさわり程度のめちゃめちゃにわかリスナー。この映画でフィーチャーされてる楽曲だとラブレターは知らなかった。そのレベル。
だからブルーハーツのブルーハーツ性みたいな事はよくわからないんだけど単純な音楽的印象で言うと井口昇監督の「ラブレター」って短編以外は映像作品のトーンとブルーハーツの音楽のトーンがあんまり合わない感じで、ラストにブルーハーツが流れるところが凄い言い訳めいた説明に見えてしまった。この曲がモチーフです!って言ってる割にはあんまり納得感がなかった。
簡単に言うと作品を観ててもブルーハーツが聴こえない。ファンの人だったら違う感じ方になるのかな。
前述の「ラブレター」だけは物語にブルーハーツが効果的に使われててこのオムニバスの中でも一番正しくコンセプトを踏襲していた。

▼演出のチープさ
全体的に演出の問題なのかチープに感じてしまってめちゃめちゃ辛かった。ステレオタイプな人物描写で効率を取ったのかもしれないけど逆算的な脚本以上の描写を諦めているようで嫌だった。セリフが全体的に説明的で作劇が段取り臭いし全然盛り上がらなかった。
ブルーハーツの曲を自分なりに解釈して内面化出来てれば楽しめるのかなあ。井口監督のラブレターにしてもはっきり良いところがある一方で全体としてはチープだし忖度は必要だと思う。できるけどやらないのとできないのは全然違う。

159分がかなり苦しかった。質が平均的に低いオムニバスは「見どころはあったけど全体としてはいまいち」って長編よりも遥かに退屈に感じる。

★★★★ / 4.0点


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