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映画レビュー:No.653 スペル(原題「Drag Me to Hell」)

スペル
99分 / アメリカ
公開:2009年5月29日(日本公開:2009年11月6日)
監督:サム・ライミ
出演:アリソン・ローマン
ジャスティン・ロング
ローナ・レイヴァー
ディリープ・ラオ







この記事はネタバレを含みます。ご了承ください。




観てない作品があるんだから受賞の予想も希望も出しようがない。

▼ホラーじゃなくてコメディだったという話
ホラーを期待していたんだけど全然怖くなくて、全然怖くねえじゃん!というのも含め爆笑してしまった。歯のない老婆にアゴを噛まれるとか、上司に向かって鼻血をブーと吹き出すとか、目がポーン!と飛び出すとかゲロを勢い良く浴びるとか中々景気の良い描写が続く。活字にするとわかりやすくバカバカしい。
一緒に観た友だちは怖がってたけど「ど、どこでぇ!?」という感じだった。もうホント笑った。

▼楽しみやすい段取りをしっかり踏んでくれる演出
無節操に観客を怖がらせるわけじゃなくある程度状況やフリが整ったところでおかしな展開が始まるというマナー的にも大変行き届いた演出がされててこっちとしても素直に楽しみやすかった。
一回ワーッとなってからはほぼほぼ悪ふざけでこっちの想定の斜め上を行くエクストリームさ。大体2場面くらいで「あっ、怖がる必要ないな」とわかった。あれで怖がれって無理でしょ。まんじゅうのほうがまだ怖い。(違う)

▼ひどい目に遭う巻き込まれ型主人公というバカバカしさ
霊媒師と大真面目に金銭のやり取りをするとこもバカバカしいし、今時どうかと思う凡ミスで大事なところを失敗するのも逆にお約束かもなと言うくらい全部がふざけてる。
原因になったババアが死んでたり、主人公が猫を殺したりというのが特にそうある必要が無いのも悪趣味で笑えた。(一応伏線にはなってるけど、あんなの作り手のさじ加減じゃん)
そもそも主人公は今回の一件に関してだいぶ致し方ない立場なもので、彼女が毎回大変な目に遭うたびに同情の余地が有りすぎる。あの状況であのババア断らない人間なんていないよ。笑

主人公が積極的にホラーの世界観に乗っていくところが「いやいや、冷静になれよ」と野暮なツッコミをしたくもなるけど、そこさえ見過ごせば(というか普通見過ごす)とにかく楽しませまくってくれるサービス満点の作り。
「楽しい」という感想が相応しい一本だった。

★★★★★★★★ / 8.0点



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